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富士見市3歳児検診:指しゃぶりについてまとめてみました
先日、富士見市歯科医師会の仕事で3歳児検診に行ってきました。
虫歯で困っているお子さんはほとんどいなかったのですが、今回、多く診られたのは「指しゃぶりが辞められない」というお子さんが多く印象に残りました。
そこで、指しゃぶりについて記事をまとめので、ご一読下さい!
【指しゃぶりが良くない理由とやめる方法】
そもそも、なぜ指しゃぶりが良くないかを簡単に確認しておきましょう。
指しゃぶりが良くない理由
⚠️ 歯並びへの影響
長期間の指しゃぶりは、前歯が前に出る「出っ歯」や、上下の歯が噛み合わなくなる「開咬(かいこう)」を引き起こす可能性があります。
⚠️ 顎の発育への影響
指しゃぶりを続けると、顎の正常な成長が妨げられ、不正咬合の原因になることがあります。
⚠️ 発音や飲み込みへの影響
舌の位置が正しく機能しにくくなり、サ行やタ行の発音に影響が出ることがあります。また、飲み込むときの舌の動きにも影響を与える可能性があります。
⚠️ 指の皮膚や爪への負担
長時間の指しゃぶりにより、指の皮膚が荒れたり、爪の変形を引き起こすことがあります。
⚠️ 周囲の環境との関係
年齢が上がるにつれて、指しゃぶりが癖として続くと、幼稚園や学校での対人関係に影響を与えることがあります。
【3歳児の指しゃぶり卒業へのステップ】
3歳頃になると、親との簡単な約束を理解できるようになりますが、まだ長期的な約束を守るのは難しい時期です。今回は、3歳児が無理なく指しゃぶりを卒業できる方法をご紹介します!
3歳児は親との約束を理解できる?
✅ 簡単で短い約束なら理解できる
「おやつを食べたら歯を磨こうね」など、すぐに実行できる約束は守りやすいです。
✅ 目に見える工夫があると効果的
カレンダーやシールを使って「○○できたらシールを貼ろう!」と視覚的に確認できると理解しやすくなります。
✅ 繰り返し伝えることが大切
1回伝えただけでは忘れてしまうことが多いため、毎日優しく声をかけると定着しやすくなります。
✅ 無理に約束させると逆効果になることも
強制するとストレスになり、かえってやめられなくなることがあるので、成功したらしっかり褒めてあげましょう。
指しゃぶりをやめるための約束の工夫
🎯 段階的にやめる
「寝る前だけは指しゃぶりしないようにしようね」など、徐々に減らしていくのがポイント。
🎯 成功したらシールを貼る
「指しゃぶりしなかった日はシールを貼ろう!」と、ごほうびシールを活用するとモチベーションアップ!
🎯 ポジティブな声かけをする
「お兄さん/お姉さんになったから、指しゃぶりを減らしていこうね」と前向きな言葉で伝えましょう。
🎯 手を使う遊びを増やす
粘土遊びやブロック遊びなど、手を動かす遊びを増やすことで指しゃぶりの頻度を減らせます。
🎯 寝るときの安心グッズを用意する
お気に入りのぬいぐるみやタオルを持たせることで、指しゃぶりの代わりに安心できる習慣を作りましょう。
🎯 爪に塗る専用の苦いマニキュアを使う
どうしてもやめられない場合は、爪に塗る専用の「苦味成分入りマニキュア」を試してみるのも一つの方法です。
焦らず楽しくサポートしよう!
3歳児は成長の途中なので、約束を完璧に守るのは難しいですが、楽しく取り組める工夫をすると少しずつ改善していきます。親子で一緒に楽しみながら、無理なく指しゃぶり卒業を目指しましょう!
本人が「いつまでに辞める」と決めてくれると頑張りやすいと思います。
例:幼稚園に入るまでに辞める
何かご相談があれば、お気軽にふじみ野みらい歯科までご相談ください♪
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